「葬儀会社選び」は、良い葬儀を行うために非常に重要な要素です。
信頼のおける葬儀会社選びのためのチェック項目を紹介します。
目次
現在は、ほとんどの葬儀会社がホームページを持っています。
このホームページからは、葬儀会社の情報を数多く読み取ることができます。
まずは以下の点を確認してください。
ホームページに、住所や電話番号などが明記されていることを確認してください。
葬儀の場合、「人が亡くなってすぐに葬儀会社に連絡をしなければならない」という状況が発生します。
そのため、電話番号がわかりやすく記載されているかどうかは必ず確認しなければなりません。
葬祭ディレクターとは、葬儀を執り行う人が取得するべき資格のうちのひとつです。
実務経験が最低でも2年以上必要で、実技を伴う試験に合格する必要があります。
この葬祭ディレクターの資格を持っている社員がいるかどうかは、その葬儀会社が信頼できるところであるかを判断する重要な基準になってきます。
葬儀会社のなかには、「1級葬祭ディレクターの資格を有して初めて、葬儀のメイン担当者を務められる」としているところもあります。
「歴史が長い会社＝良い会社」「歴史が浅い会社＝悪い会社」とは決していえません。
しかし、長い歴史を持つ会社の方が信頼できる可能性が高いといえます。
長い歴史を持つ会社は、それだけ安定して葬儀を提供できているということだからです。
また培われてきた技術もあるので、安心して葬儀を任せられます。
葬儀は、参列者として参加する場合と喪主側となって行う場合ではまったく様子が異なります。
多くの人が「どんなものかわからない」「創造していたよりもお金がかかった」などのように感じるものです。
このようなとまどいをすべて払拭することはできませんが、事前に葬儀の写真を見ることができればとまどいを軽くすることはできます。また写真は、「その葬儀会社ではどのような葬儀を行えるか」を知るための手がかりともなります。
葬儀の写真が掲載されている葬儀会社を選ぶとよいでしょう。
葬儀を行ううえで問題になりやすいのが、「金額面」です。
多くの葬儀会社は、「××プランは〇〇円」などのようにおおよその数字を書いています。
まずこの表記がないところは避けた方が賢明です。
実際には見積もりをとることで丁寧に話をしてくれるのですが、「葬儀一括見積もりサービスで見積もりをお願いしたら、その後の電話・郵便攻勢が激しすぎた」という葬儀会社もないわけではありません。
「××プランは〇〇円から」と書いてあるホームページも悪くはないのですが、「▽人で〇〇円」などのように明記してくれてあるホームページの方がより安心できるでしょう。
「〇〇円から」とされている場合、その「〇〇円」は本当に「下限」です。
実際にはそれ以上の金額がかかることの方が多いからです。
ただ「〇〇円」としているところでも、実際に見積もりをとってみると費用が上乗せになった……ということもあります。
それでも目安としては使えるはずです。
「上記の条件に合うところが複数あったので、迷っている」という場合は以下の点も合わせてみていってください。
自社で会場を持っているもしくは提携会場が数多くある葬儀会社の場合、葬儀会場が確保しやすく便利です。
「最寄りの自社会場は埋まっているが、車で10分程度走ったところにある別の自社会場は空いている」などのようなケースもあり、融通が利きやすいのです。
「一般的な葬儀で構わない」「葬儀のかたちにこだわりはない」という人ならば別ですが、「自分らしい葬儀を行いたい」「希望する葬儀のかたちがある」という人は、希望する葬儀を実現できる葬儀会社を選びましょう。
ホームページのなかに「希望する葬儀のかたち」が書かれていればベストです。
ただ、人それぞれ「希望する葬儀のかたち」は異なります。
そのため、ホームページでそのすべてを書き切るのは困難です。
しかし「ご家族のご希望に応じて葬儀プランを組み立てます」「たったひとつだけの葬儀を作れます」などと書かれている場合は、希望が叶えられる可能性も高いといえます。
上で挙げた「葬儀の写真が掲載されている」と合わせて、どのような葬儀ができるかを見ていってください。
ホームページは葬儀会社選びにおいて非常に有用ですが、最終的には「電話」「対面」での対応が決め手となります。
電話での応対がきちんとしているか、質問にしっかりと答えてくれるかどうかをみましょう。
また見積もり段階で契約を急がせたり、威圧的な態度をとったりするところは避けるようにします。
ただし人には相性がありますから、「会社全体の雰囲気は良いが、担当者とは相性が悪そうだ」と感じたのならば、担当者変えを申し出るのもひとつの手です。
葬儀は高い費用を支払うことになるものですから、相見積もりをとることは当然のことです。
不審な費用が盛り込まれていないか、不要な項目はないかをチェックするとともに、追加費用の発生の有無も確認しておきましょう。
この際、ごまかすようなことを言ったり、客側にとって不利益となるようなことを隠していたりする葬儀会社は信用がおけません。
「信頼がおける葬儀会社を探すこと」は、悔いのないお見送りをするために重要です。
最後のお別れを後悔のないように済ませられるかどうかに、葬儀会社は大きく関わってきます。
大切な人との最後のお別れを満足のいくものにするためには、パートナーとなる葬儀会社とよく話し合わなければなりません。
上記のポイントを押さえつつ、その葬儀会社のクチコミなども調べておきましょう。
