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香典返しの返すタイミングは3パターン! それぞれのメリットとデメリット

「香典返し」は、葬儀のときに頂いた不祝儀に対してお返しをするものです。
頂いた金額のだいたい2分の1~3分の1をお返しするものであり、特段の事情(亡くなった人が大黒柱であり遺児の養育に充てる場合や、故人の遺志により寄付をする場合など)がない限りは、この香典返しをお渡しすることになります。

洗剤や海苔、飲み物などのキエモノや、タオルやハンカチなどの日用品のほか、現在ではカタログギフトをお返しするやり方も増えています。

今回はこの「香典返し」を取り上げるとともに、「香典返しはいつ返すべきなのか」について説明していきます。

なお、本来は「香典」という言葉は仏教のものですが、代わる言葉がないため、ここではほかの宗教のお返しであっても「香典返し」の単語を使っていきます。

香典返しの基本

  • ・頂いた金額の3分の1~2分の1の金額相当のものをお返しする
  • ・お返しするものは、洗剤や海苔などのキエモノ、あるいはタオルなどの日用品
  • ・特段の事情がない限りは、香典を寄せてくれた人すべてにお返しする(特段の事情がある場合は、その事情とお礼を後でハガキで送る)

などの特徴を持っている「香典返し」ですが、ほかにも見るべき点はあります。

香典返しを辞退された場合

たとえば、「香典返しを辞退された場合」です。
不祝儀の額が少額であったり、会社からの不祝儀であったりする場合、「香典返しは辞退する」という人もいます。
この場合はお心を汲み、香典返しはお渡ししないようにします。
なお、会社関係で頂いた場合は後日個別包装のお菓子(みんなに配れるもの)などを持っていくとよいでしょう。

不祝儀で多額のお金を頂いた場合

香典返しのルールとして、「3分の1~2分の1の価格帯の品物をお返しする」というものがあります。
しかし故人と親しかった人などは、10万円を超える多額のお金を包んでくれることもあります。
お気持ちはうれしいのですが、これをお返ししようとすると、30,000円~50,000円の品物をお返ししなければなりません。
ご家族にとって負担が大きくなりすぎるため、このような場合は「半返し(3分の1返し)」の風習にのっとらなくてもよいとされています。
香典返しの上限は15,000円程度までであり、10万円を頂いても30,000円を頂いてもこの金額で構わないとされています。
※高額の不祝儀の場合は3分の1~4分の1の相場でお返しする、としているところもあります。

香典返しでは「タブーな品物」もある

香典返しとしてよく選ばれるのは、キエモノ類や好みが分かれにくいものです。
逆に、「これは送ってはいけない」とされているものもあるので、これも把握しておきましょう。
その代表例が、「殺生をイメージさせるもの」です。
生肉や生魚などがその代表例です。
ただし、「加工品に少し混じっていた」「カタログギフトを送り、受け取った人が自身で肉や魚を取り寄せる」などの場合は問題がないとされています。
また、お酒や昆布などは「慶事」を強く想起させるため避けた方が無難です。
なお「直接的に金額がわかるものは贈らない方が良い」という考え方があるため、ビール券や商品券はやめておいた方が安全です。

香典返しは郵送? 手渡し?

香典返しは、手渡しで渡すのが原則です。
しかし現在は交通網の発達により、遠方に住んでいる人も多くなりました。
このため、郵送で香典返しを送ってもなんら問題はないとされています。
ただあくまで本来のかたちは「直接お会いして、お礼とともに香典返しを渡すこと」にあります。
このため、郵送にする場合は必ずあいさつ状をつけ、そのなかで「本来ならば拝眉のうえで御礼を申し上げるべきだが、書中にて失礼する」という旨を書きつける必要があります(直接会ってお渡しする場合は、あいさつ状は必要ありません)。

香典返しを渡すタイミング~即日返しと後日返し

香典返しを渡すタイミングは、大別して以下の2つに分けられます。

  • ・即日返し+後日返し
  • ・後日返しのみ

それぞれ解説していきましょう。

即日返し+後日返し

香典返しは、基本的には「頂いた金額の3分の1~2分の1」をお返しするものです。
しかし全員の金額を確かめて、それに応じた金額の物を用意し、後日送る……とするのはなかなか大変なものです。
このため、「即日返し」の考え方が生まれました。

即日返しとは、「不祝儀を受け取ったらその場で、2,000円~3,000円の香典返しをお渡しする。10,000円以下の不祝儀の人に対しては、この即日返しをもって香典返しは終了する」という考え方です。
義理などで訪れた人の場合、不祝儀の金額が10,000円程度(あるいはそれ以下)であることが多いので、この即日返しをすることで後日の手間を省くことができます。
また参列者としても、「不祝儀を出して、受け取って終わり」とできるため、負担が少ない方法であるといえます。

「不祝儀を頂いたその場で不祝儀袋をあけて、金額を確かめる。それに応じて即日返しをする」ということは、とても失礼なのでできません。
即日返しの場合はすべての人に同じ品物をお渡しすることになります。
このようなやり方をとるため、多くの金額をお渡ししてくれた人に対する香典返しとしては不適当な品物を渡すことにもなってしまいます。

これをフォローする方法として、「後日返し」が組み合わされます。
特別に多い金額を寄せてくれた人に対して、その金額に応じた香典返しを改めて用意し、贈るのです。

後日返しのみ

不祝儀で頂いた金額に応じた香典返しをすることにこだわるのであれば、「後日返しのみ」もよいでしょう。
即日返しと組み合わせる場合とは異なり、お一人おひとりの金額に合わせた香典返しを行えるため、無駄はありません。
また、本来はこのかたちが正式です。

ただこの方法の場合、後日の負担が非常に大きくなります。
このため、この方法は「参列者が少ない場合」に限った方が良いでしょう。

なお、後日に行いう香典返しの場合は、49日の忌明け後1か月以内までを目安に送ります。
ちなみに、キリスト教の場合は30日(カトリック)プロテスタント(1か月)、神式の場合は50日を「忌明け」とします。

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